Menu

実例

日本のファッションと文化を発信
「THE SENKEN」記事を多言語に翻訳

Client株式会社繊研新聞社

2011年8月~

株式会社繊研新聞社が、海外ファッション業界に向けて発行している「THE SENKEN」。アーバン・コネクションズは、国内の「繊研新聞」掲載記事を多言語に翻訳し、海外ファッション見本市で無料配布される「THE SENKEN」の制作に参加。ジャパンカルチャーを世界に発信するサポートをしています。

国内掲載記事を
英語・中国語・フランス語・ドイツ語に

「THE SENKEN」は、株式会社繊研新聞社さまが発行している繊維・ファッションの業界紙「繊研新聞」の海外版です。国内の「繊研新聞」は、世界のファッション動向や小売市場の情報などを掲載し、週5日間発行されている業界紙ですが「THE SENKEN」はフランスやアメリカなど、海外で行なわれるファッション展示会で無料配布。現在は、1年間に3、4紙ペースで発行されています。日本のファッションシーンの動向や繊維素材、ものづくりに関わる企業や商品についての情報を広く海外に紹介するために、国内の「繊研新聞」で扱われた記事や、最新のニュースやコラムが掲載されます。弊社が担当しているのは、その掲載記事の翻訳業務。繊研新聞社さまから日本語記事を送付いただき、私たちの翻訳スタッフがテキストを英語をはじめ、中国語・フランス語・ドイツ語に翻訳・編集しています。

最新のファッション用語を
翻訳する創意工夫

「THE SENKEN」は最新のファッション、カルチャーを扱っているだけに、記事中には目新しい言葉がよく出てきます。その言葉自体、既存の単語、用語として定まった翻訳がないので、それをいかにかみ砕いて説明するかには工夫がいります。ファッション素材、繊維にまつわる専門用語も翻訳は難しいです。日本の伝統的な織り方、染色方法はバリエーションが多彩なので、外国語と一致しない用語も多く、特に素材感やテクスチャーの表現には、さらに工夫が必要です。日本語はもともと擬音語、擬態語が豊富な言語なので、「ざらざら」と「ぼこぼこ」の違いや「ふわふわ」と「ふっくら」の違いなど、微妙なニュアンスをどう翻訳すべきかは、細心の注意をはらっています。

そのため、私たちも徹底的にリサーチをし、最適と思われる表現を心掛けています。ひとつの単語で表現しきれないときは、ふたつ以上の言葉を組み合わせて伝わる工夫をし、翻訳中に表現で悩んだ部分は、繊維新聞社さまにご報告して語句の統一を図り、次回の記事作成に反映しています。

翻訳する言葉と
日本語のまま伝えたい言葉

また、翻訳すると、意味としては同じであっても、ニュアンスが変わってしまう用語は、日本語のままでご提案いたします。例えば、「かわいい」という言葉は「cute」ではなく「kawaii」と訳すことで、日本独自の感覚を伝えることができます。今では「kawaii」も世界共通で通じる言葉になっていますし、他にも日本語のままのほうがニュアンスを汲み取ってもらいやすい言葉もあります。繊研新聞社さまとご相談の上、適切な表現を心掛けます。当然、最新ファッション、トレンドを扱う記事なので、翻訳した一文一文がスタイリッシュでなければなりません。各国の言語的なトレンドにも精通していなければならないので、「THE SENKEN」の記事翻訳には、他のジャンルの文章以上にセンスの高い言語感覚が求められます。

スピード感と
ハイクオリティを両立

記事翻訳でもっとも大切にしているのは、やはりクオリティです。弊社の翻訳者はエキスパート揃いですが、さらにクオリティを高めるために編集作業には時間をかけ、表現のブラッシュアップを丁寧にしています。とはいえ「THE SENKEN」は新聞ですので、スピード感が求められます。そこで弊社は、クオリティとスピードを両立するために、ひとつの記事の翻訳から納品までを翌々日には完了できるチーム体制を確立。迅速な対応をさせていただいています。

日本の文化を
海外に発信するやりがい

繊研新聞社さまにも、クオリティとスピードは十分ご満足いただけていると自負しています。「THE SENKEN」の翻訳を担当させていただいてから今年で約5年目。長くお付き合いいただいていることも、その証明ではないかと感じています。ファッションを通じて“日本のカルチャー全般”を海外に伝える。私たちの仕事は、そのうちの一部のお手伝いですが、毎回、やりがいと意義を大いに感じています。これからも、「THE SENKEN」の記事作成を通じて、世界に日本文化を発信することに、少しでも貢献できれば幸いですね。

Some examples代表的なケーススタディ

まずはお気軽にご相談ください。