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実例

  • スイスのトップスタートアップが世界へ羽ばたくプラットフォームを提供

スイスのトップスタートアップ
世界へ羽ばたくプラットフォームを提供

ClientApprecia Capital

2021年8月-

日本人が創業したスイスのベンチャーキャピタルファンドApprecia Capitalは、サステナビリティ関連技術を中心に、ヨーロッパのアーリーステージのスタートアップに投資し、日本市場をはじめ世界に進出するための経営アドバイスを行なっています。アーバン・コネクションズは2021年以降、Apprecia Capitalと協力し、スイスの最もイノベーティブで有望なスタートアップ100社を紹介する雑誌「TOP 100 Swiss Startups」の翻訳、日本語版作成に携わっています。

新たな可能性の扉を開く1冊

「TOP 100 Swiss Startups」は、スイスで世界レベルのスタートアップを育成する支援プログラムを運営する、Venturelabが毎年発行している雑誌です。2011年に英語とドイツ語で創刊され、その後フランス語版と中国語版、そして2021年からは日本語版の発行が開始されました。弊社はその日本語版第1号の制作から関わり、日本の読者に合わせた訴求力が高く読みやすい翻訳、デザイン・レイアウト調整を含め、ローカライゼーションにまつわる全てを担当しました。スイスには多くのアクセラレーターやインキュベーターが存在し、スタートアップ・エコシステムは非常に成熟しています。そのためこの雑誌の多言語化が進むたびに、海外からの資金調達を目指すスタートアップの可能性の扉が開かれるのです。

一貫性をもって多彩な企業の魅力を編み上げる

毎年、紙面には各業界の最先端を走る多種多様なスタートアップが並びます。ローカライゼーションを担う弊社も、フードテックやICT、プロップテック(不動産テック)など新興業界の最新用語に対する感度を高くして臨む必要があります。また、翻訳からデザイン・レイアウトまで、1冊50ページ以上ある雑誌全体を通して、読みやすく、本として一貫性のある内容に仕上げることも重要です。弊社の編集者は、各校正段階において、訳文が最新の業界動向に沿ったものになっているか、そしてスイスのスタートアップについての最新情報を求める日本の投資家にとって有益な内容になっているかを念入りに確認します。2年連続でこの雑誌のローカライゼーションに携わったことで、前年度の経験からの教訓を全て2022年版に活かし、用語の統一も含め、より良いものを仕上げることができました。

サービスは、距離も時差も超えて

Venturelabは毎年9月に開催するTOP 100 Award Nightというイベントで、その年のトップ100社のスタートアップを発表し、「TOP 100 Swiss Startups」のドイツ語版と英語版を発行します。100社のランキングが確定すると、弊社はApprecia Capitalの協力のもと、英語版原稿を入手し、日本語への翻訳を開始します。投資の判断材料となる情報を扱うため、スピードが非常に重要です。

2021年、2022年版の制作においては、クライアントから「開始」の連絡が入ると即座に、弊社のプロジェクトコーディネーターが必要な作業を割り出し、計画を立て、翻訳者、編集者、デザイナーのそれぞれに作業を振り分けました。遠く離れたスイスの地にいるクライアントにご満足いただけるクオリティの成果物を、デジタル版、印刷版の両方に間に合うように制作するためには、弊社側での問題点の事前予測・早期解決能力も欠かせません。言語と文化の壁を取り払いEffective Communicationを提供することを目指す弊社は、「TOP 100 Swiss Startups」の制作に携わる中で、その使命を全うできたことを喜ばしく思っています。

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